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サイトのはじまり

公図(正確には「公図の写し」)。
全国にある法務局にて500円にて発行され、透かし機能までついた豪華なA3の図面。
不動産に関連する職業のものであれば、自ら原本をとったり、はたまた関係業者から物件資料の一部としてコピーをもらったりと、結構目にする機会が多い図面。

一通り利用し、必要がなくなっても、なんだかもったいなくて廃棄できなくはありませんか?
まあ通常は、数年間資料倉庫に保管され、運よく新たな役に立てばよいのですが、たいていはそのまま倉庫に眠り、
さらに数年後大掃除の際に焼却廃棄…。私自身も、そんなことを繰り返していました。

しかし、ずっと思ってました。非常にもったいないと…。誰か必要な人がいたら見せてあげるのにと…。

「公図の価値」の共有

この「公図の写し」という図面、豪華な透かしの入った紙自体にはなんの価値もありません。
その内容である図面部分が重要なわけであります。
そしてその価値はコピーされたものにおいても、その情報内容はなんら原本と遜色なく、とても利用価値があると思います。

1枚の公図の中には大量な情報が含まれています。
私が手に入れた公図の図面の中に含まれる他の部分を、他の人は必要としていることがあるかもしれません。
私が500円を支払い手にした公図の写しを、翌日違う誰かが、まったく同じものを500円支払って、手にしているかもしれません。
自分が500円を支払い手にいれた「公図の写し」をどんなに隠しておいても、何の価値も生み出しません。
何故なら、法務局で500円払えば、誰でも、まったく同じものを手にすることができるのですから…。

だったらケチケチせずに、見せてあげたらどうだろう!
自分が使用して用済みとなった「公図情報」を、必要とする他の人に利用してもらったらどうだろう?
「役に立つようでしたらどうぞ!」「もしよかったら、今度は見せてね!」
そんな感覚で、公図を利用する者同士で情報を共有したらどうだろう!

共有の力

2009年大不況の中ですが情報共有により、少しでも利用者皆様の時間的負担・金銭的負担・体力的負担を軽減できれば幸いです。
このサービスが受け入れられ、私と同じように不動産に携わる人達が、法務局にガソリン焚いて向かう回数が減り、余計な体力の消耗を減らし、
節約できたお金でコーヒーでも飲んで一息つく余裕が生まれてくれれば、ほぼ私の望みは完遂であります。

また、もしかしたら、車で法務局に行く回数が減れば、ガソリン消費の削減、加えて二酸化炭素排出量の削減、その結果、地球温暖化防止への協力!
…とかなりエコロジーな一面も!(笑)
ついでに全国の法務局での公図発行枚数が少しでも減ることにより、法務局の仕事量も軽減できればと思います。

現在(平成21年10月)の段階は、とにかく全国の皆様から公図情報を提供いただき、できるだけ多くの公図データを集約管理し公開することが、
利用者皆様にとって有益なサイトといえると考え、使用無料・登録不要で運営しております。
一度、公図アサイラムサイト内にある公図情報を閲覧・ダウンロード等使用してみて下さい。十分利用に耐える品質であると自負しております。
是非、共有のパワーを感じてみて下さい。

余談(笑)

法務局が発行する「公図の写し」はA3用紙中に25cm四方の図面部分があります。

たとえば公図の表示が500分の1の縮尺の場合、上記公図の図面部分は125m四方を表示することとなり、
1枚の「公図の写し」で面積15,625uが表示されます。
これは日本の国土が377,914ku(*ウィキぺディアより)ですので、単純計算すると
377,914,000,000÷15,625=24,186,496
したがって数字だけなら、もっとも効率よく日本全土を公図で表示できれば「24,186,496枚」で完成できるわけです。

まあ、数字どおりの効率のよさで公図が集まるわけもなく、また公図の取り扱いのされていない場所等もありえますから、完全には無理なのかもしれませんが…
いつの日か、全国の皆さんから提供いただいた2「公図の写し」のデータで日本全国を網羅できるのを楽しみにしていたりします!(笑)
どうぞ、ご利用・ご協力のほどを宜しくお願いいたします。

平成21年10月 運営 Circle-New Designs

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